営業マン育成についてのアンケート結果

対象：自社の営業マンを育成する立場にある男女111名
2024年5月実施（調査機関：Fastask）

営業マンの育成に関するアンケート結果から、最も大きな課題は「中堅社員のモチベーション低下」で40.5％と最高値を示しました。次いで「上司・先輩の育成能力が低い」が39.6％であり、新入社員のスキル不足も33.3％と比較的高い割合を占めています。これらのデータから、経験年数に関わらず、各層に対応した育成プランの見直しや、育成能力向上のための研修が必要であることがわかります。

対象：自社の営業マンを育成する立場にある男女111名
2024年5月実施（調査機関：Fastask）

最も多く導入されている育成方法は「社内研修」で、約半数の49.5%が採用しています。次いで「オンラインコース」が40.5%、「実地研修（ロールプレイ等）」が37.8%と続きます。また、「メンター制度」を取り入れている企業も約3割あり、多様な手法で営業マンの育成が行われていることが伺えます。

「外部研修」を利用しているのは16.2%にとどまり、比較的少数派です。導入していないものは8.1%、回答しないは3.6%となっています。これらのデータから、多くの企業が内部リソースを活用しつつ、状況に応じて外部のオプションも取り入れることで育成を行っている事がわかります。

対象：自社の営業マンを育成する立場にある男女111名のうち、外部研修を導入したことがあると回答した男女18名
2024年5月実施（調査機関：Fastask）

多くの営業責任者が3社の外部研修を利用していることが分かります（44.4%）。5社を利用している割合も比較的高く、22.2%です。一方で、4社を利用したと回答した責任者はいませんでした。この結果は、営業責任者が複数の研修プログラムの、異なる組み合わせから得られる知見や技術の多様性を重視している可能性が考えられます。

対象：自社の営業マンを育成する立場にある男女111名のうち、外部研修を導入したことがあると回答した男女18名
2024年5月実施（調査機関：Fastask）

実践的な研修の特化と研修費用の安さ、紹介による選択が各55.6%で最も高い比率を示しており、営業責任者たちが研修選びにおいて具体的な成果とコストパフォーマンスを重視していることが伺えます。研修実績の豊富さも44.4%の責任者が選択理由として挙げており、研修会社の経験と実績も重要視されています。
また営業形態との親和性も重要な基準であることが50.0%という結果からわかります。ただし、アフターフォローの期待は16.7%と低く、研修後のサポートに関する期待はまだ低いようです。

対象：自社の営業マンを育成する立場にある男女111名のうち、営業マンの育成方法に内部研修と回答した男女55名と外部研修と回答した男女18名
2024年5月実施（調査機関：Fastask）

社内研修に関するアンケート結果では、「とても実感できている」と回答したのは25.5%、「それなりに実感できている」との回答が23.6%で、合わせて49.1%の営業責任者がある程度効果を感じています。しかし、一方で「あまり実感できていない」と答えたのが34.5%、「全く実感できていない」が16.4%と、約51%が効果を感じていません。

外部研修では、「とても実感できている」と答えたのが22.2%、「それなりに実感できている」が27.8%で、合計50.0%が効果を実感しています。効果を「あまり実感できていない」と感じているのが半数の50.0%で、「全く実感できていない」との回答は0.0%です。

この結果から、外部研修の方が若干ですが、効果を実感している割合が高くなっています。